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ねんりんピック秋田2017 ねんりんピックで輝くシニアの星〜体験談〜

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ソフトバレーボール

「K-SVC 長兎路」チーム(監督兼選手)

上野 安文(うえの やすぶみ) 67歳

参加歴:3回目

ずっしりと重さを感じた金メダル

ソフトバレーボールとの出合いは平成2年のことです。打越静雄さん麻姫子さん夫婦に誘われ、「ファミリーソフトバレーボールイン柏崎」に出場し、結果は3位でした。この大会をきっかけに友達をさそって町大会や県大会に出るようになりましたが、40歳の時に癌を患い、胃の摘出手術を受けました。5年間通院し、先生から「もういいでしょう」と言われ安心しました。

それからいろいろな大会に出場し、県大会でも優勝をしました。2007年に茨城県でねんりんピックが開催されたときは、まだ60歳になっておらず、出場できませんでしたが、2日間お手伝いに通いました。試合を見ながらいつか自分のチームで出場したいと思ったものです。

その後、チーム名を「北川根ソフトバレークラブ長兎路」とし、メンバーが還暦を迎え、予選会を経て、ねんりんピック(宮城・仙台大会)に出場することになりました。初めてのねんりんピックでは、銅メダル。2年後再びやまぐち大会に挑戦しましたが、予選、決勝ともに1勝1敗で反省が残りました。

あきた大会の予選は5月にありましたが、この頃メンバーの1人が体調を崩し、亡くなりました。亡くなったメンバーのためにも金メダルをと思い大会に臨みました。ソフトバレーボールは大館市で開催され、予選は1位で通過。この時点でメダルが確定し、あとはメダルの色ですが、やはり金色が欲しいと、宿へ帰って作戦会議をしました。

迎えた翌日、決勝の1試合目は3セットまでもつれましたが、接戦を勝ち取りました。2試合目も勝利することができ、優勝することができました。試合の後、みんなでコートに入り喜びを分かち合うと、涙を流している人もいました。表彰式では、市長から金メダルと表彰状を渡され、ずっしりと重さを感じました。

3回目の出場にして優勝することができ良い思い出になりました。できればこのままソフトバレーボールを続け、今のメンバーでまたねんりんピックに参加したいと思います。大会期間中お世話になりました開催地のスタッフの皆様方いろいろとありがとうございました。心より感謝いたします。また同行していただいた茨城県選手団役員の皆様方、本当にありがとうございました。次は和歌山大会を目指して頑張りますので、また一緒に行きましょう。

試合中、力の入ったアタック。(コート向かい側中央)
試合中、力の入ったアタック。(コート向かい側中央)
決勝前日、優勝のための作戦会議を行った。(左端)
決勝前日、優勝のための作戦会議を行った。(左端)

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